旧美歎水源地水道施設は、山陰地方で最初に建設された近代水道施設の代表的な遺構です。鳥取市が1915年(大正4年)に建設したこの施設は、当時の近隣住民が疫病の問題などを抱えつつ、鳥取城の外堀である袋川の水を飲んでいた状況を改善するために建設されました1。この施設は、以下の特徴を持っています。
日本初の純国産型施設:
- 旧美歎水源地は、日本人技師「三田善太郎」が全国に先駆けて設計した貴重な「純国産型施設」です。
- 明治時代には外国人技師が主流であった中で、日本人技師によって設計された施設として、その価値が高まっています。
台風による悲劇と復旧:
- 1913年に起工され、2年の歳月をかけて水源地が完成しましたが、1918年9月に発生した台風によりダムが決壊し、下流部の集落が流されるという悲劇が起こりました。
- 鳥取市はこの災害を教訓に、日本初のコンクリートダムである神戸市「布引ダム」の建設に従事した「佐野藤次郎」の指導のもと、復旧から3年後の1922年に給水を再開しました。
60年間の活用と文化的価値:
- 旧美歎水源地は、1978年までの60年間、鳥取市民の飲料水として用いられ、歩兵四〇連隊(陸軍)施設への供給や山陰本線を走る蒸気機関車に給水するなど、鳥取市は山陰地方の発展に貢献しました。
- 2007年に国の重要文化財に指定され、2011年以降は文化財の保存修理と活用整備を実施し、2018年に文化財施設として一般公開を開始しています23。
この美しい歴史的な施設は、観光スポットとしても訪れる価値があります。鳥取市街から外れた場所に位置していますが、ホタルや桜の名所としても知られています。ぜひ訪れてみてください!🌸🏞️4
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